船の船底塗装

船の知識

こんにちは、びーすけです。

今回は船の船底塗装についてのお話です。

船底塗装とは

海上で係留をしている場合、船底に苔や貝などが付着して、船の速度が落ちる燃費が悪くなるなどの症状がでてきます。

そのため、皆さん1年に1回程度、船を上架して、船底の付着物を除去して、コーティングの塗装を塗る作業をしています。

写真は上架したての船です。およそ1年振りにあげたのですが、苔がかなり付着しています。

びーすけの船は苔が多いですが、貝などが、付着している船もあります。

この船はかなり、貝が付着しています。やはり乗っていない期間が長いと、貝が育ちやすくなります。

船の速力

参考程度に、同じ回転数で船を進めたとき船底塗装する前の状態で13ノット(約24㌔)程度出ていたものが、船底塗装をすると17ノット(30㌔)程度まで上がります。

速度にして25%程度上がります。これは体感的にも速度が上がります。

びーすけの船は1週間に1回程度は動かしているので、貝などの付着はなく、苔のみです。(船を動かすことによって、付着した貝の赤ちゃんは水圧で飛んでいき育たないためです。)

苔のみでも、かなり速力の違いが、あることが分かりますね。

船底の清掃

船を上げた時に、真っ先にするのが清掃です。

貝などが付着している時は、金属ヘラでガリガリと削っていきます、

力はあまり必要ではなく、船底にヘラを当てて滑らすと、けっこうボロボロと取れていきます。

でも広範囲だとけっこうしんどいです。

その後、水圧ジェットで苔や、細かな付着物を飛ばしていきます。

高圧ジェットは船に対して垂直にかつ近距離で当てると、メチャクチャ汚れが取れます。

ただ、自分にも盛大にシブキがかかりますので、要注意です。

高圧ジェットが終わった後は、水滴を乾かすために暫く、休憩です。

船の塗装

船の高圧ジェットの清掃が終わった後は、いよいよ船底塗装です。

プラドールZという塗料を塗っていきます。

この塗料は、船の上架してくれる整備屋で購入したのですが、船が走ると塗料が少しずつ剥がれて、そこに付着しているモノを一緒に削り取れていく効果があるとのことです。

貝などが付着して、成長し大きくなると、抵抗が大きくなり、塗装がベロっと剥がれるようなイメージでしょうか。

気になる値段は4kgで12000円です。

ちなみにホームセンターとかでも船底塗料は売っているのですが、値段はかなり高めです。

うなぎ塗料は良く聞く塗料ですが、4㎏で21,800円とかなり高めですね。

やはり、インターネットとかで仕入れるのが一番安いと思いますが、びーすけの場合、船の整備してくれる所に色々とお世話になってるので、少しぐらいの差なら、儲けてもらおー!という気持ちで、整備屋で購入しています。

ちなみに、塗料を塗るローラーや、マスキングテープなども売っています。

マスキングテープで境界を作っておき、いよいよ塗料を塗っていきます。

塗っている途中の写真が無いのですが、基本的に底の中央部から塗っていくことをオススメします。

外から中央部に向けて塗っていくと、自分の体に塗料がべちょっと付きやすいです。

経験者が語るので間違いないです。笑

塗り終わった後は、マスキングテープを剥がして、塗料が乾くまで、置いておきます。

このマスキングテープを剥がす瞬間がなんとも気持ちがいいもんですね~♬

befor → after 載せましたがかなり綺麗になりましたね。

作業時間

おおよその作業時間ですが、びーすけの船は26ftの漁船タイプです。

上架して、船底清掃で40分程度

乾かすまで1時間程度ですが季節によって変わります。(今回は6月上架)

塗料を塗る時間で40分程度

なので半日もあれば、船の船底塗装は完了します。

費用

上下架費用10,000円(高圧ジェット含む)

塗料12,000円

マスキングテープ ローラー 軍手など1,000円

合計23,000円で船底は綺麗に仕上がり、快適に走れるようになります。

まとめ

今回はびーすけの船の船底塗装について記載しましたが、船の大きさや塗料の種類、上架する場所によって、時間や費用は変わるので、注意して下さい。

快適なフィッシングライフを行うために、必要な作業なので、楽しみながらできるといいですね(^^)

その他にも、定期的なメンテナンスとしてオイル交換、亜鉛の交換などを行っていますが、そちらはまた別の記事として掲載します。

それでは、また!

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